「第13回 循環器被ばく低減技術セミナー」 (循研)開催のお知らせ <東京開催> (終了しました)

 平成19年9月1日(土)に、循環器画像技術研究会において全国循環器撮影研究会主催「第13回循環器被ばく低減技術セミナー」を開催します。奮ってご参加ください。
 研究会会員でなくても受講できますので、多くの方々の参加をお待ちしております。

●「第13回循環器被ばく低減技術技術セミナー」開催のお知らせ
   循環器画像技術研究会実施 <共催:JSRT防護分科会・計測分科会>

  日  時: 平成19年9月1日(土) 9:40〜16:40(受付開始 9:20)
  会  場: NTT東日本 関東病院 4F会議室
            東京都品川区東五反田5-9-22
            http://www.ntt-east.co.jp/kmc/
  最 寄 駅: 五反田駅 (JR山手線、都営浅草線、東急池上線)
  受 講 料: 3000円(参加費+テキスト代)

  受講資格: どなたでも!!
        (看護師・検査技師・CE・医師・学生・メーカー…)
  申込方法: ご氏名/施設名/連絡先住所/連絡先電話番号/
           メールアドレス(携帯も可)を明記し
             下記の FAX か e-mail でお申し込み下さい。

  募集人数: 30名程度(線量測定実習を行うため)
  申込〆切: 8月20日(月)
         ★定員になり次第締め切らせていただきます。

  申 込 先: 循環器画像技術研究会(事務局)
         NTT東日本 関東病院 放射線部
                     福地 達夫、和田 裕之

  備  考: ・テキストは当日配布いたします。(150頁)
        ・受講者には修了証書を発行します。
        ・参加票は8月24日前後に郵送いたします。

※『被ばく線量低減推進施設』の認定には当セミナーの受講が必須となります。

【 プログラム内容 】
  9:40- 9:50 開会式

  9:50-10:10 被ばく線量低減推進施設認定について 
                 昭和大学藤が丘病院  加藤 京一
 10:10-10:35 講義1 放射線の人体への影響 
                 千葉県がんセンター  今関 雅晴
 10:35-11:05 講義2 X線装置による被ばく低減 
                    昭和大学病院  大沢 三和
 11:10-11:40 講義3 X線防護用具 
                  NTT東日本関東病院  福地 達夫
 11:40-12:10 講義4 品質管理 
        横浜市立大学附属市民総合医療センター  石川 栄二
 12:10-12:40 講義5 線量測定法 
        横浜市立大学附属市民総合医療センター  坂野 智一

 12:40-13:20 昼休み(昼食は各自でお願いします)

 13:20-14:00 講義6 FPD関連
               昭和大学横浜市北部病院  佐藤 久弥
 14:00-15:00 講演 −放射線被ばくの臨床と病理− 
        東京大学医学部附属病院
            准教授・緩和ケア診療部 部長  中川 恵一 先生
 15:00-15:30 講義7 面積線量計の簡便な使用方法(実習説明)
               山梨大学医学部附属病院  坂本  肇
 15:30-16:30 測定実習(面積線量計の簡便な校正方法)
                  NTT東日本関東病院  塚本 篤子
          埼玉県立循環器・呼吸器病センター  田島  修
               山梨大学医学部附属病院  坂本  肇

 16:30〜   終了式  修了証書授与


「第13回 循環器被ばく低減セミナー」 (2007.9.1) 参加印象記

「第13回循環器被ばく低減技術セミナー」に参加して
NTT東日本 関東病院  五十嵐 瞳

 診療放射線技師になりまだ日も浅いですが、業務の中で被ばくについて考えさせられる場面は多々あります。放射線を扱う職種として少しでも被ばくを低減させるためには何ができるか、今回の循環器被ばく低減技術セミナーに参加させて頂き学ぶことができました。

 現在の医療における放射線の利用は必需であり、放射線がなければ医学はここまで進歩していなかったとも言われています。病気の診断ばかりでなく放射線治療やIVRというような治療の際にも放射線は幅広く利用されています。しかし放射線は目に見えません。だからこそ扱う者の意識が次第に薄れ、放射線に対する知識をきちんともたない者が容易に扱っているのが現状だと思います。その結果として不必要な被ばくにより命を落としたり後遺症により苦しんでいる方がいるのも事実です。今回特別講演をしていただいた中川恵一先生の講演の中で、JCOの事故で被害を受けた方の事故から亡くなるまでの経過を見させて頂きました。日に日に体の細胞が破壊され蝕まれていく姿を見て、改めて放射線は恐ろしいと感じたと同時に、もっと沢山の人にあの事故の悲惨さを知ってもらいたいと思いました。そのためにも中川先生の講演は今後ぜひ続けて頂きたいと思います。

 また放射線防護用具についての講演を聞いて、IVRにおける被ばく低減について考えさせられました。IVRは他の検査法に比べ長時間放射線を照射し続けるので患者だけでなく術者の被ばくも深刻な問題となり、そのために様々な対策がされていることを知りました。防護めがねや放射線防護衣は大抵の施設で使用されていますが、その他に施設ごとで被ばく低減のために様々な工夫がなされていることにとても関心をもちました。しかし手技によっては作業がしにくくなったり手技そのものに影響がでる場合もあるので、手技によって防護の方法を変えなければなりません。それは術者にとっては非常に面倒なことですが、術者の被ばくを低減させる工夫をすることも診療放射線技師の重要な業務だと思うので、今後IVRに携わる時は推進していきたいと思います。

 広島長崎の原爆やJCOの事故について考えてみると放射線はとても恐ろしいものです。実際に放射線と聞くと警戒する人がほとんどだと思います。しかし、人は放射線によって命を助けられていることも確かです。非常に矛盾していますが私の職業はこの二つに挟まれた難しい位置にあるように感じます。放射線を恐いものとしてではなく、人の役に立てるよう使用していくためには今回のようなセミナーなどに参加して放射線そのものや放射線が人体に及ぼす影響について知る必要があると思います。そして常に被ばく低減のための工夫、努力を怠ってはいけません。
 私もこのセミナーで得た知識を業務の中で取り入れ、被ばく低減に努めていけるよう努力したいと思います。 (2007年9月1日)

測定実習 実行委員会


「第13回 循環器被ばく低減技術セミナー」(2007.9.1) アンケート結果(21人回答) の報告

ご意見 (記述していただいたままで掲載させていただきました。)


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